庄野潤三ファン掲示板

196247
名前  性別:
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
アイコン
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

ガンビアもの 自分の羽根 (男性)

2017/03/21 (Tue) 00:04:53

庄野さんの作品群の中で非常に特徴的な、オハイオ州ガンビアでの滞在記。私が初めて読んだ短編集「屋上」にも収録されていました。そんな意外な庄野さんのキャリアが、私を庄野ワールドに惹き付けた要因の一つかもしれません。最近、落ち穂拾い的に、未読だった「イタリア風」「ニューイングランドびいき」を続けて読みました。面白いことに、これらを含む“ガンビアもの短編”のエピソードは、後年の長編「懐かしきオハイオ」などで忠実に?再録されてるんですね。ほとんど同じ内容と書きぶりながら、素材は微妙に取捨選択しつつ。年月を隔ててのこういうスタイルの作品づくり、本当に珍しいと思います。一連のガンビアもの、彼の地の空気を感じながら、またゆっくり読み直してみたいです。それにしても、ちゃんと英語でコミュニケーションする庄野さん、さりげなくかっこいいです!

Re: ガンビアもの - どくたーT@管理人 (男性)

2017/03/23 (Thu) 21:15:55

自分の羽根さま
書き込みありがとうございます。
庄野さんは基本的に「私」小説家で、自分の日記を大切に題材に使っておられたので、同じ話が何度もでるのかと思います。
ガンビアに留学された理由で、語学的な理由は何も書かれていませんが、中学校卒業後、大阪外語学校で英語を集中的に勉強されていますので、英語は得意だったのでしょうね。

メジロの来る庭 - あき子 (女性)

2017/02/02 (Thu) 14:47:40

庭の隅に夫が作っていた餌台があり
オレンジを切って置いておくとメジロが群れを成してきました。
そのあとつぼみの膨らみかけた梅の木に止まりクルクルと回って遊んでいました。
10羽はいたでしょうか。
メジロの来る庭、うれしいです。

今「山の上に憩あり」を読んでいます。
ここ2年ほど庄野さんの本ばかり読んでいます
庄野さんのご本から温かい「気」が流れてくる、そんな思いがします。

「ザボンのはな」は懐かしい良き時代の日常ですね。
私は「野鴨」も好きです。
好きを上げだすときりがないのですが。


Re: メジロの来る庭 - どくたーT@管理人 (男性)

2017/02/02 (Thu) 20:55:04

あきこ様

庄野家のお庭と一緒ですね。
私は、多摩川のほとりに住んでいるので、川の鳥をよく見るのですが、メジロはあまり見たことがないように思います。
ムクやヒヨは多いですよ。

私は濫読家なので、庄野作品以外もいろいろ読みますが、たまに読み返すと、いい気持になれます。「山の上に憩いあり」も素敵な作品ですよね。

Re: メジロの来る庭 くりやれい (女性)

2017/02/04 (Sat) 11:08:47

おはようございます。先日、わが家の姫榊にもメジロが来ていました。昨夏、カイガラムシが発生、退治用の薬剤をスプレーしたので、もう餌になるものもないはずなのに、逆にメジロの体調は大丈夫だったかな、と心配したりしていました。ウグイス色の体が可愛いです。 これこそ、わが家のメジロの来る、狭〜い庭です。[e:811

「ザボンの花」ではユキ子ちゃんのお母さんのような隣人がいたら楽しいのではないかと感じます。自分が小説のなかの人物になったりしています。

「逸見小学校」入手しました。庄野さんのお若いころの小説です。あまり読み込んでいないので、感想はまだ書けません。

皆さんの投稿を参考にしながら、読みたいなあと感じたものから読み進めたいと思っています。


Re: メジロの来る庭 - どくたーT@管理人 (男性)

2017/02/06 (Mon) 23:23:16

くりやれい様

メジロが来る庭は素敵ですよね。メジロは春告げ鳥で、梅の花に似合います。我が家の猫額庭には梅の木がないので来ないのかもしれません。
逸見小学校、素敵な作品です。庄野さんの若書きの作品ですが、後年を思わせます。

ザボンの花 くりやれい (女性)

2017/01/12 (Thu) 14:53:35

第13章 子供の旅行 読みました。
なんだかいいね。なんとも言えない。いい空間と落ち着き。

Re: ザボンの花 - どくたーT@管理人 (男性)

2017/01/15 (Sun) 13:59:30

くりやれい様
まったくその通りですね。
「ザボンの花」はメルヘンではないのに、メルヘンではないかと思えてしまう味があります。そこがいいですね。

年始ご挨拶 今村邦雄 (男性)

2017/01/01 (Sun) 05:45:44

明けましておめでとうございます。
日頃からこのホームページの維持にご尽力頂いているドクタ-T様と、
投稿してくださる読者の皆様に厚くお礼申し上げます。
作者が他界して足掛け八年になりますのに、作品が心の糧として愛読
され、しかも読者の交流の場としてホームページが活発なのをありが
たく感謝しております。

昨年は、8月に『星に願いを』が再刊されました。
皆様、どうぞ今後とも庄野文学を末永くご愛読下さるようお願い申し
上げます。
作者の関係者として一言お礼のご挨拶をさせて頂きました。
ありがとうございます。

平成29年1月1日
庄野潤三の長女夏子の連れ合い
今村邦雄

Re: 年始ご挨拶 - あき子 (女性)

2017/01/01 (Sun) 21:57:45

管理人様を差し置いて、ですが今村様有難うございます。

庄野潤三さんは亡くなっても作品が読み継がれる限り
読者の中で活き活きと生きておられるのです。
そして優しさとユーモアと前向きの無常観を私たちに与えて下さいます。

いつか庄野さんと阪田さんの書簡集が出版されることを願っています。

大晦日に窓を開けると年が明けた途端、港で花火が上がるのが見え
停泊している船が一斉に汽笛を力強く鳴らしていました。
今年は元気で過ごせるような希望が湧いてきました。

今村様も夏子様も皆様どうぞお元気でお過ごしください。
心よりお祈りしております。

Re: 年始ご挨拶 - どくたーT@管理人 (男性)

2017/01/04 (Wed) 21:06:45

今村様

いつも本サイトを見守ってくださり、本当にありがとございます。庄野文学に関して申し上げれば、やはり素晴らしいと思います。

文学が何をするのか、というのは色々な議論があると思いますが、特殊な状況や世界を描いたものは、もちろん意味はあると思いますが、それが一般に本当に敷衍できるのか、という点で大変なのかな、と思います。

庄野文学の描いた庄野家の生活は、ある意味特殊なのかもしれませんが、その時代の中産階級の空気をよく描き出しています。「夕べの雲」然り、「絵合わせ」然り、晩年もの然りです。

私はその空気が大好きで、その空気は家族とか地域コミュニティという枠で見たとき、古くなりそうで、古くならないものなのだろうと思います。

再読、三読してやっぱり素敵だなと思える世界が描かれています。

そしてそれを理解できる方がたくさんいらっしゃるということなのだろうと思います。素敵なことです。

本年もよろしくお願いします。

Re: 年始ご挨拶 自分の羽根 (男性)

2017/01/08 (Sun) 12:43:32

今村様、管理人様、投稿者の皆様、明けましておめでとうございます。
今年も、昨年ようやく手に入れた庄野さんの未読作品(なんと「夕べの雲」を含む!割と初期の作品群)を少しずつ読んでいきたいと思います。庄野さんの本は、書棚にあるだけで、身の回りの空気感が静かな豊かさを湛えてきます。
それにしてもこのサイト、"あの"庄野ファミリーの一員と交流できるとは…!昨年読んだ「世をへだてて」の中でのご活躍、記憶に新しいです。
今年が皆様にとってよい一年となりますように。

Re: 年始ご挨拶 くりやれい (女性)

2017/01/09 (Mon) 09:18:05

はじめまして。毎日新聞の記事を読み夕べの雲を読みました。以前、ピアノの音、野菜讃歌を読んではいたのですが、夕べの雲ではまりました。たまたま、名作の現場に近い場所に住んでおります。また、運動のために借りている団地の集会所の教室から、庄野さんがお散歩をされているを見かけていました。メジロの来る庭を読み、それが午前中の一回目の散歩だとわかりました。たんたんとした日常、そこから色々と想像させる抑制に効いた、質の良い人々、、不穏な世の中、救いを感じます。ぼちぼち、読んでいきたいと思っております。

Re: 年始ご挨拶 - どくたーT@管理人 (男性)

2017/01/15 (Sun) 13:57:34

自分の羽根様

本サイトについては、庄野先生生前からやっておりますが、存在は先生もご存知でした。先生ご自身はパソコンもネットもおやりになりませんでしたが、ご家族や、編集者の方が掲示板をプリントアウトして、読者の声をお読みになっておられたようです。

今村さまは庄野家代表として、このサイトに時々書き込みくださっています。

ほんとうにありがたいことです。

くりやれい様
庄野先生宅のお近くにお住まいなのですね。
庄野先生のお散歩の姿をご覧になっていたなんて、うらやましい限りです。
同課作品で、ご自身のお宅の周りの描写を楽しんでください。

遅ればせながら - 雑文屋 (男性)

2017/01/06 (Fri) 22:32:59

明けましておめでとうございます。
かなりのご無沙汰でした。
どういうわけか、毎年、正月は庄野作品を読みたくなります。
大好きな「夕べの雲」(講談社文庫の初版)はボロボロになってしまったので昨年末に新しいものを買い求めましたが、手触り感がまだ馴染んではいません。
何度読んでも、当たり前のように流れていく生活の描写は一見“随筆”のようにも思われますが、現実には言葉になっていない家族間の心の交流を丁寧に掬い上げ、それを会話(言葉)として再構成することによって“小説”に仕立てているといった、見事な技法と心眼に敬服せざるを得ません。
いつもいつも読んでいる訳ではなく、フト読みたくなる…
懐かしい友人に、フト会いたくなる…
そんな気持ちにさせられる庄野ワールドですね。
今年は少し投稿させていただこうかな…と思っております。

Re: 遅ればせながら - どくたーT@管理人 (男性)

2017/01/15 (Sun) 13:50:57

雑文屋様

あけましておめでとうございます。
「夕べの雲」
私も何度も読み返しましたが、やっぱり傑作だと思います。
あの中には、高度経済成長が始まる直前の東京郊外がとても生き生きと描かれています。
もう書かれて50年以上たっていますが、古びないものが確実にあります。
庄野文学、傑作数多くありますが、ただ一作となれば、「夕べの雲」ですね。

雑文屋様

書き込み、よろしくお願いします。

あんさま - あき子 (女性)

2016/12/22 (Thu) 23:05:41

行きたいというのは希望に繋がりますね。
力強いお言葉有難うございます。

ぜひ宝塚にもいらしてください。
リアルなお友達ならご案内できるのに残念です。

若い友人のお母様が大浦みずきさんのファンで、ニューヨーク公演にも追っかけで母娘で行ったのですって。
大浦みずきさんのファンは身近に割と多いのです。
亡くなってもいまだに話題になるのはやっぱり大スターなのですね。

Re: あんさま - どくたーT@管理人 (?)

2016/12/31 (Sat) 13:13:13

あき子さま

管理人ですが、失礼します。
大浦さん、大スターでした。
私は一度しか舞台を拝見したことがないのですが、その時はわき役だったにもかかわらず、スターのオーラが飛んでいました。

さて、本年もたくさん書き込みをいただき、ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

本日の毎日新聞 - どくたーT@管理人 (男性)  URL

2016/12/03 (Sat) 13:02:54

12月3日土曜日の毎日新聞
「名作の現場」に庄野先生の「夕べの雲」が取り上げられました。
http://mainichi.jp/articles/20161203/ddm/014/070/023000c
ネットでは全文読むのは一寸大変ですが、さわりの部分だけ、載せておきます。

Re: 本日の毎日新聞 - あき子 (女性)

2016/12/08 (Thu) 23:34:55

管理人様有難うございます。
今すぐにでも東京へ行きたい思いが募ります。
庄野さんの書斎はお訪ねしたことがないのにとても懐かしい
感じがします。

奥様もお元気なご様子で何よりうれしいです。

春になったら行きたいと思いつつ一人旅のできない自分がもどかしいです。




Re: 本日の毎日新聞 - あん (?)

2016/12/19 (Mon) 09:27:09

図書館で読んできました。
先日は西三田団地の中を歩いたので、風景が重なりました。
和也さんがいらっしゃらないのが寂しいです。

あき子様
行ってみたいところが幾つか心にあるのは支えになる気がします。
私は宝塚の大橋を渡ってみたいです。

Re: 本日の毎日新聞 - ナカムラのおばちゃん (?)

2016/12/19 (Mon) 14:39:21

あぁこの書斎で、この机で作品たちが産まれたんだ。
教えていただいてありがとうございました。

宝塚見てきました。 - あき子 (女性)

2016/11/15 (Tue) 00:18:58

お久しぶりです。
昨日宝塚歌劇を見てきました。庄野さんと同じように宝塚ホテルでお茶を飲み大橋を渡って大劇場へ行きました。
庄野さんと奥様、時には夏子さんも同じ道を歩かれたと思うとちょっと胸が熱くなる感じでした。周りはマンションが林立して風情は変わりました。
家から30分くらいで行けるのですが、私は若いころから宝塚の[男役](残念ながら美しい娘役でなく)と間違われることが多く、音楽学校の生徒さんから「礼」をされたことがあり何となくばつが悪い思いがして40年ほど足が遠のいていましたが年も経たのでしばらくぶりに友人に誘われて観劇に行ってきました。
良い席が取れてしばし美しい夢のような世界に浸っていました。


昨日「庭の山の木」を入手しました。
疲れた心には庄野さんの本がいちばん安らぎます。

そしてこの10月に4回にわたって「帝塚山派の作家たち」というセミナーが宝塚近くの某市で開催されました。
市民限定の講座だったので私には資格はなく、そこの市民である知り合いが受講されたので資料を分けていただく予定です、とても楽しみです。

長い投稿になりましたが元気を出していろいろチャレンジしています。

Re: 宝塚見てきました。 - どくたーT@管理人 (男性)

2016/11/20 (Sun) 06:27:51

あき子様

「宝塚」を楽しまれたこと、宜しかったですね。
若い頃「男役」に間違われただなんて、凄くお美しかった、ということではありませんか?

 管理人は、仕事で宝塚を通り抜けることはごくたまにあるのですが、降り立った経験はありません。東京宝塚劇場の前も何度も通っていますが、仲に入ったことはないですね。いつかそんな機会ができるでしょうか。

ご主人様のこと、大変だったと思いますし、忘れられる筈もありませんが、新たな楽しみを見つけてチャレンジされているとのこと、よろしいですね。

庄野文学がその癒しになればいいですね。

再読星に願いを - ほっこり (男性)

2016/10/22 (Sat) 00:23:13

「星に願いを」を再読して思います。それまでの庄野さんは作品の時間軸が今日から明日であったのが、この本に関しては今日から昨日に向いているように。日々の出来事が思い出と結びつけて語られています。何か老いの覚悟のように感じます。庄野さんは、ご自分が星に願ったことを作品に込めたのではないか。

Re: 再読星に願いを - どくたーT@管理人 (男性)

2016/10/25 (Tue) 20:43:50

ほっこり様

書き込みありがとうございました。
「星に願いを」むつかしい作品ですね。ほっこりさんの仰るように時間軸が昔に向いているのは、その通りですね。
それが老いの覚悟だったか、と言われると、どうだったのでしょう?
分からないですね。でも「星に願いを」を晩年シリーズの最後の作品にしたというのは、何か意味があるのでしょうね。

新しく庄野ファンになりました。 - JO (男性)

2016/09/27 (Tue) 09:28:07

以前(10年ほど前)神戸の辺りのことを書いてあるということで求めた「早春」を読みましたが、読了はしましたが読み進めるのがつらく、合わないなと敬遠していました。島尾敏雄絡みで買った「文学交遊録」も放置したままでした。
ところが、ひょんなことで小沼丹「椋鳥日記」に庄野と名前が出てくるのが気になり、その後たまたま行きつけの古本屋で安価で「野鴨」が出ていたので買って読んでみました。これが大変よかった。偶然にも「椋鳥日記」と対になっているところもありました。やはり歳をとったためでしょうか(現在49歳です)、この手の日常ものがなんともいえず沁みます。
翌日、古本屋を二軒のぞき、「ガンビアの春」「休みのあくる日」そして「静物」を入手しました。

さて、いくつか前の投稿へのお答えにもありましたが、やはり読み進める順というのは気にした方がよいのでしょうか?

当方、できれば単行本で、古書店で見つけながら読んでいこうかと考えているのですが… そうですと、代表作は後回しになってしまいそうです。よく見る90年代以降の作品を先に読んでしまいそうな感じもします。

既に掲示板でこの手の話題があったことと思います。そうでしたら、どの辺りかご教示ください。

Re: 新しく庄野ファンになりました。 自分の羽根 (男性)

2016/09/28 (Wed) 23:41:44

久しぶりにこの掲示板を覗きました。
私も庄野ファン歴10年ちょっとくらいでしょうか…。「早春」、読み進めるのがつらかったというJO様のご感想、妙に共感します。私も最初そんな感じで、長い間放置しましたから(それでも売り払ったりしなかったのは庄野さんの魔法としか…で、結局「早春」、大好きになりましたが)。
読む作品の順番については、私はあまり気にしなくてよいと思います。いくつか前の投稿における管理人様のご意見も、一般的に順番を指定するような意図ではないと私は理解します。
私の場合は…いわゆる「晩年もの」は「うさぎのミミリー」あたりからリアルタイムで追っかけつつ、首都圏や関西の古書店を辛抱強く回って、ガンビアもの、紀行もの、随筆集など手に入る順番で、それこそいろいろ(これはちょっと退屈かな、とか)思いながら読むうちに、もう離れられなくなりましたので(笑)。
古書店回りをやり尽くした感のある今は、なお未入手だった作品をAmazonでまとめ買いし、目下「鉛筆印のトレーナー」を読んでいます。おなじみの庄野さんファミリーに、晩年もの以来久しぶりに会えて、ふんわりうれしい今日この頃です。あ、ちなみに私は、もうすぐ44歳の男性であります。

Re: 新しく庄野ファンになりました。 - JO (男性)

2016/09/29 (Thu) 09:13:26

自分の羽根様 ご助言ありがとうございます。その後もまだ買ったのを読んでもいないのに古書店で「屋根」「引き潮」を見つけました。「引き潮」は内容的にどうかなと止し、「屋根」を買いました。結構積み上がってきました。少し減らしておかないと、古書店での新たな出会いを見送ってしまいそうで心配です。

「もう離れられなくなりましたので」というお言葉、ちょっと怖いですが陥ってみたい甘美な誘惑ですね。ありがとうございます。

30代前半で庄野ファンになられたとは、豊かな人生を送れそうですね!羨ましいです。

Re: 新しく庄野ファンになりました。 - どくたーT@管理人 (男性)

2016/10/02 (Sun) 07:50:42

JO様

書き込みありがとうございました。
庄野潤三というと、文学史的には、「静物」、「プールサイド小景」などが代表作として書かれることが多いのですが、代表作中の代表作は何といっても「夕べの雲」だとおもいます。

ご本人もそう思っていたようですし、私も何度か読み返しましたが、やっぱり最高傑作に恥じない素晴らしさです。あとは、この作品こそが初期と後期を繋ぐ分水嶺的な役割を果たしています。庄野潤三の全体感を知りたいのであれば、早いうちに読んだ方がよいとは思います。

あと、庄野文学は、「家庭内に題材を求めた作品群」と「聞き書きをもとにまとめた作品群」と大きく二つの流れがあります。「早春」は「聞き書きをもとにまとめた作品群」のひとつなのですが、読めばお分かりのように、庄野さん自身が話の中にどんどん入ってくる。例えば、初期の「流れ藻」みたいな作品は、同じ聞き書き小説でも、作家が表に出てくることはありません。即ち、晩年に向かって、二つの作品群が融合してくるという流れがあります。

もう一つ申し上げれば、庄野作品の中にも読みやすい作品とそうではない作品があります。また、「サヴォイ・オペラ」のように、ご本人が題材を処理しきれなかった作品もあります。

という訳で、単行本は本サイトにリスト化されていますので、参考にされていただき、ご自分で楽しめる作品を少しづつ見つけられるのが一番だと思います。

Re: 新しく庄野ファンになりました。 - JO (?)

2016/10/07 (Fri) 15:46:59

管理人様 ご返事ありがとうございます。

やはり「夕べの雲」なんですね。入手して読んでみるようにします。
リスト化された作品ガイド大変参考になります。
いま宝の山の前にいるのかもしれません。


Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.